強い組織と弱い組織の違いとは何だろうか
自分が組織なんてものを考えることは大それたことだけど、社会人3年目になり、部署も何度か異動しているので、強い組織と弱い組織の違いについて考察を書いておく。
強い組織の特徴:
- メンバー全員が同じ目標に向かっている
- メンバー同士で良いことも悪いことも言い合える
- 組織内で課題になりそうなことに敏感に反応して、解決するべく行動できるメンバーがいる
弱い組織はその裏返しの特徴を持つ。
- メンバーがバラバラに目標を持ち、各々のやり方で目標を追っている
- メンバー同士で率直に意見交換できないため、陰口が多い
- 組織内に問題があることを感じているが、誰も動かない
強い組織は共通して、空気の通りが良い。
メンバーが同じ目標を追っているから、コミュニケーションがスムーズに進むし、良いことも悪いことも言い合えるから、間違った方向に進みそうになったときは方向修正することができる。組織内で問題になりそうなことに敏感に反応するメンバーがいれば、問題の芽を早めに摘むことができる。
強い組織にするためには何をするべきか
僕なりの一つの答えは組織内で定期的にブレインストーミング(ブレスト)と振り返りを行うことだと思う。
<参考>自律的に現場を改善できるチームをつくるための「ふりかえり」の進め方~KPTと進め方のノウハウ
ポイントはメンバー全員でワークを行いながら、共通認識をつくっていくことだ。
テーマを定めたブレストは、チームの方向性を明確にする。
振り返りはKPTという手法を利用する。
定期的にKPTの良いところは個人攻撃することなく、チームの良かったところ(Keep)、悪かった点(Problem)、新たにチャレンジするべきこと(Try)を洗い出せる点だ。
ミスが発生したときに、その責任を個人に追及するようなミーティングは意見がどうしても言いづらいことがある。しかし、個人攻撃がなければ、一つのミスを組織としてとらえることになるので、建設的に話し合うことができるようになる。
組織を強くするための方法はブレストもKPT以外にもたくさんあるけど、リーダーはチームの風通しをよくすることに多くの時間と手間をかけたほうがいい。