コンセプトを考えすぎない方がいいときもある
コンセプトが大事なことは言わずもがなですが、コンセプトを追い求めるあまり目的を見失うことがあるなーと最近思う。 例えば、会社の売上が上がらないとき、自社のプロダクトやサービスにコンセプトがないことが原因だと思い込み、むやみやたらにコンセプトを追い求める。何とかコンセプトらしきものを作ったものの、コンセプトに基づく商品作りをするリソースがない。
リソースがないために、中途半端にコンセプトを追い求めることになり、社内で共通の認識を持たないまま、なんとなく時間が過ぎ去る。そして、いつの間にかにコンセプトってなんだっけ?状態になる。
他にも、誤ったコンセプト設計を定めると、必要以上にマーケットを絞り込みすぎてしまい、本来の目的である売上の向上を阻害してしまうこともある。
個人的に思っていることとして、コンセプトは設計のタイミングがかなり重要。
一つは、プロダクトやサービスを企画・設計するタイミング。
もう一つは、再設計したコンセプトに社内のリソースを集中することができるタイミング。
重ねて言うが、リソースもないのにコンセプトは追うことは組織を空中分解させる原因になると思う。 もしリソースがないなら、逆にコンセプトについては考えず、脇目もふらずにコンセプト以外の要因を徹底的に改善した方がいい。そうして改善を続ければ、きっとリソースを注げる時もやってくる。
だから、今はコンセプトのことは置いておいて、目の前のことに集中しよう。
と、1年前の自分に伝えたいです。