WHYからはじめるブログ

自分のWHYを掘り下げよう

WHYから始めよ!を再読したよ

サイモン・シネックの『WHYから始めよ!』を再読したので、記録を残しておく。

あらためて、そもそもwhyとはなんなのか。
ここでいうwhyは文字通りの「なぜ」という意味ではなく、
自分が掲げる理想であり、大義。

理想や大義を果たすための手法がHowであり、そこにぶら下がる成果やアクションがwhatである。

whyから始めよ!では、スティーブ・ジョブスキング牧師ライト兄弟を例を出して、
whyからはじめることがなぜ重要かを知ることができるけど、
著者いわくwhyからはじめることで、周りの人を熱狂させることができ、巻き込むことができるらしい。

なぜならwhyからはじめると、例えばプロダクトを提供しようという場合、プロダクトに強いwhyが宿るため、消費者は発信者のwhyを嗅ぎ取り、whyに共感できるかどうかで利用・購入を決定する。

本書では、アップルを例に出して,消費者はアップル製品を購入することで、消費者自身が"think different"な存在であることを表現していると言及している。スティーブ・ジョブズのwhyが明快であるため、カルトとも呼ばれるユーザーや支持者を作ることができるし、その周りの人もその熱狂に惹かれて、進んでカルトの一員になろうとするコストを多く払おうとも、多少の困難があろうとも。

逆に、whyが弱い場合、購入を決めるきっかけが、プロダクトの細部にフォーカスを当てることになり、値段や機能の僅かな差となる。その結果、人はサービスやプロダクトに強いこだわりを持つことがなく、次々と利用するプロダクトを変えていくことになる。

整理すると、whyからはじめると熱狂を生むことができる。熱狂を生むことで、ユーザー同士で強い連帯意識ができる。そうすると、人はコストを多く払ってでも、そのコミュニティの一員になろうとする。そして、そのコミュニティが、ユーザーに長くサービスを利用してもらう理由となるということ。

whyから始めよ!から学べることはもっともっとあるはず。

また読みたいと思う。