ジャック・ドーシーのスクエアというサービスをあらためて整理してみた
ビジネスモデル全史を読んでいたら、スクエア(Square)が紹介されていた。 しかし、スクエアというサービスがいまいち理解しきれなかったので、僕なりに整理してみた。
スクエア(square)とは?
「いつでもどこでも手軽に決済を」というミッションのもと、 クレジットカード読み取り端末によってスマホやタブレットで決済を可能にしたサービス
引用:モバイル決済「Square」日本語版開始、無料でスマホやタブレットでカード決済可能にするリーダーをゲット可能
何が革新的なのか?
- 買い手にはクレジットカード利用場所の拡大と決済時間の短縮
- 売り手にはクレジットカード導入や対応の簡素化
- 低額の決済手数料(3%強)と非常に短い入金サイクル(翌日〜1週間)
引用:ビジネスモデル全史
買い手云々の話は結果論なので置いておく。
スクエアが革新的なのは売り手に対するもの。
以前は、個人店舗がクレジットカードでの決済を可能にしようと思ったとき、専用のPOSシステムを導入しなければならなかった。POSシステムは導入に設備費用がかかり、1度の決済ごとに手数料(4~5%前後)を払う必要があり、お店側からすると決して気軽に導入できなかった。また、事前審査が必要になるので、導入しようと思ったときにスピード感を持って導入できなかったし、審査を通過できない場合がある。
スクエアはモバイル端末(スマートフォンやタブレット)にクレジットカードを読み取るリーダーを付けるだけで、モバイル端末がPOS機能を持つようになる。設備費用は無料で、決済手数料も3.25%となっている(周辺機器は有料)。また、スクエアの審査は事後審査で、申し込みから設置までのスピードも格段に早い。
つまり、スクエアは以前よりも諸々のコストがすごく安く、導入するまでのスピードがめちゃめちゃ速い。 なので、個人・法人事業者は気軽にクレジットカード決済機能を導入しやくなり、消費者はクレジットカードを利用できる店舗が増えるので、より便利な消費活動が可能になった。
☆☆☆
スクエアというサービスを耳にしたことは何度もあったけど、こうやって考えてみると、僕は全然理解しないまま生きてきたんだと実感する。これからも新しいサービスがリリースされたときには、何が新しいのか、何を変えたのか、という視点でものごとを整理していきたい。